年末→正月は、食べてばかりでほとんどスティック握りませんでした…。 それで久しぶりにスティック握ると、ほんと動かなくなるんだなぁと実感。 スポーツ選手が、1日練習しないと2日分後退するっていいますけど、ドラムも同じですねぇ…。

 そんなわけで、ここ数日は最低でも一日15分はスティック握ろうと心がけてます。

 
 突撃取材 パーカッションクラス


 リズケン日記的今年の抱負で、他のクラスを見学に行くぞって公言してましたが、さっそくそのチャンスがやってまいりました! なかば強引に話を進めてみたりしつつ、今回は石川先生のパーカッション・ベーシッククラスの見学リポです。

 パーカッションっていうと、いつもレッスン受けてる教室にところ狭しといろいろな楽器が置いてあるんで、「いつか叩いてみたいなぁ〜」などと淡い恋心を抱いていたわけですが(笑)、今回はその願いがかなったわけなのです。 しかも見学に行った日は、リズケン恒例の(?)年初めのウォーミングアップをかねた内容だったので、パーカッション初心者のヤナギダでもバッチリ楽しめるレッスンでした。

使用した楽器は、コンガ。
 ソレを使いながら、パーカッションの基本的な動きをマスターしつつ、基礎的なリズムの練習といった感じでした。


 今までコンガを叩いたことなんてなかったので、全てが新鮮だったんですが。 何よりも今まではスティックという媒介を通してドラムを演奏してきたわけですが、ボンゴは「生の手」で演奏するもの。 ヒシヒシ出音が伝わってきますねぇ。
 ただ、コンガを叩く時の手の動きって、今までやったことのない動きばかりで、なかなかイイ音でないんですよね。 しかも、というか当然、左右の動きは違うから…。 まずその動きを体に教えこまないと、叩けない。
 でもそれがなんとかできるようになると、叩き方で出音が違うので練習しやすいことが判明。
 しかも、出音の違いがアンサンブルしてるって感じをかもし出します。 ドラムだとリズムを刻んでるっていうイメージが強いせいか、メロディックに叩くなんてあんまり考えたことなかったですけど。


…だとすると、今までドラム叩いてる時に出音なんてあんまり気にしてなかったかも。
 スネアはスネアの、タムはタムの音がしてるって、頭が理解してるから、そこを叩けばその音がしてるって勝手に「分かっちゃって」叩いてきたんじゃないかなって。 うーーん、結構盲点。
 これからは、もっと自分が出してる音に気を遣ってドラムを叩いてみようと少し反省しました。

 そういや、フィルインなんてのも、この延長線上にありますよね。 やっぱり、ドラムは深いっっ!!

 話をパーカッションに戻しますが、ボンゴってドラムと違って、抱え込むようにして演奏するんで、楽器に親近感が沸いてくるんですよね。
 ドラムだと椅子に座って要塞の中に収まってるというイメージがあるので(僕だけ?)「操作してる」という感じに近いんですが、ボンゴだともっと有機的な感じがします。 なんていうか、ボディペインティングとかしてるトライブな方達と、だだっ広い草原の真ん中で輪になってわいわいやってるイメージ。 もう僕の頭の中は日本以外のどこかに飛び立ってしまってますね(笑)、いたって僕の勝手なイメージなんですけど。

 ともあれ、パーカッションクラス見学してきて、今まではドラムの流れの中で見てきたパーカッションが、実際やってみると全然違うということが分かりました。 ドラムよりもっと、メロディをリードする楽器に近いなって。
 もちろん一回だけじゃパーカッションの全ては体験できませんでしたが、パーカッションというものに対する認識が変わりましたねぇ。 何より面白かったし。 また機会があったら、他のパーカッションにも挑戦してみたいです。


…とか言いつつも、でもどこかでドラムの事考えてる僕は、横恋慕など出来ないのかなって思ってしまいましたが(笑)。

 

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