・ヤナギダくんのリズケン日記_バックナンバー | ||
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OKの出し方の巻。 |
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リズケンに来るまでっていうのは、個人的にドラムと格闘するといった感じで、
特に誰に習うというわけでもなく、教則本とか見てもいまいち理解できない子だったので、 ライブやビデオなどを見て好きなドラマーの動きを真似するって感じでした。
だからハイハットでカウント取る時に、左手をめいっぱい振りかぶってみたりとかしてたら、 今でもその癖が抜けなくなってしまいましたが(笑)。 どこかで、自分で「コレで出来た」みたいなOKを出さなきゃいけないんですけど、 その基準っていうのがどこなのかっていうのが悩みの種でした。 人によってはそんなこと気にしないのかもしれないですけど、 結構根が真面目なのか(笑)気になっちゃうんですよね。 完璧を求めてしまうというか。 日本史の問題集を半年経っても1年経っても、縄文時代の範囲ばかりやってる感じでしょうか(なんじゃそりゃ?)。 ンでいつまでたっても一つの曲のコピーが終わらなくって、 バンドのメンバーに怒られたりとかしてるうちに、 今度は反動で表面なぞっただけで「ハイ出来ました」みたいな。 そういう癖がついちゃうと、細かいところとか練習しなくなっていっちゃって、 いつまで経ってもドラムに深みが出ないという悪循環にはまってしまいリズケンに来るようになったんですが…。 前回の話でレコーディングをしたということをリポートしたんですが (読んでない方はバックナンバーで読んでくださいっっ/宣伝!宣伝!)、 この前のレッスンは、みんなでその作品を聴きあって、 先生からポイントを指摘してもらうという内容でした。 コレっていうのは、まさにそのOKの出し方っていうのに直結するんですよ。 いろいろなレベルのドラマーのテイクを聴くことが出来ますし、 そのどこがオッケーでどこが弱点なのかっていうのを、先生から的確に指定してもらえるし。 まぁ、自分で軌道修正しながら上達していくっていうのができれば、そんなの必要無いのかもしれんですが。 普通にバンドとかやってるだけだと、オリジナルだったらそれと同じプレイしてる人はいないわけですし(基本的には)、 コピーバンドだったら、同じ日に同じ場所で自分達のバンドと同じセットリストで対バンしてくるっていうのは 嫌がらせとか以外有り得ないですから、自分のテイクとの比べる対象っていうのがプロの人たちってことになってしまうと、 どうしてもそれに比べたら全然ダメじゃんってことになってしまう場合が多かったんですよ、僕は。 でも今回のように全員が同じ曲を同じように演奏するって言うのは比較しやすいですし、 自分はほかの仲間と比べてどこがいい感じで、どこがダメっぽいのかって聴いてるだけでも分かりやすい。 また自分以外の人に対するアドバイスって言うのも、まさに客観的に聞けるから非常に参考になるという。 しかも、うちで自分のテイクを聴いてる分には 「あっ、俺ってば結構上手く叩けてるじゃん!!俺サイコー!!」 とか言って、 結構図に乗ってしまったりしてるんですが、いざ蓋を開けて他の人のテイクを聴くと 「やっぱり上には、上がいるんだゾ」 ということがヒシヒシと伝わってくる(笑)。 まぁそういうわけで、今回は、人それぞれにOKのポイントってのがあって、 別に完璧さだけを求めるんじゃなくって、自己ベストを更新していけるよう精進すればいいんだなって言う。 そういうのって、頭で分かってても、実際のところそういう現場に来てみないと実感がわかないもんなんなのかも知れないですね。 そもそも、完璧の基準っての自体、至極あいまいな感じがしてきました。 だからOKの基準ってのも、相対的なものなんでしょうかねぇ。 |
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