・ヤナギダくんのリズケン日記_バックナンバー | |
いやぁ、季節はもう秋ですねぇ。 んで秋といえば、文化祭の季節!!というわけなんですが、文化祭というのは、容易に不特定多数のお客さんを前に演奏できる数少ないチャンスだったりしますよね。 だがしかーし、僕行っているの大学は、僕が入学した年から諸事情により文化祭が中止になってしまったのだ〜!! まったく残念極まりない。 そんな切ない思いを胸に(笑)部屋を片付けていたら、高校の文化祭でドラムを叩いている写真を大発見!! まだまだ初々しい自分に赤面しつつも、初心忘れるべからず精神を取り戻すヤナギダなのでありました。 |
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主観と客観の巻 |
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前フリで使った文化祭ネタですが、文化祭に出演してるバンドを見ていて(別に文化祭じゃなくてもいいですが)、ギタリストですっごい早弾きしてるんですけどリズムがずれてたりとか、結構上手いんだけど音がひどかったりとか、そういう方見かけたことありませんか????そんな時って 「早く弾ければいいってもんじゃないよね〜。」 って思ってしまうんですが、そこではたと自分を省みるわけなんですよ。 「ドラマーにしてもそうじゃない???」 って。 今まで練習してきて、「叩く」ということにばかり執着してて、自分がどういう音を出してるのか、しっかり意識してきてたかなぁと不安になってしまうわけです。 リズムが狂わないように叩こうとか、凄いフィルを叩こうとか、そういうところばかりに集中してたんじゃないのかなぁって。 というのもこの前のレッスンの時に、それに近いような話になったんですね。 叩いてるときに自分の音を聞いてるか??、という話。 今までにやったこと無いフレーズを新しく練習するときに、どうしても「○○をやろう」と思っている自分が幅を利かせてしまって、その瞬間自分がどういうプレイをしているかということより、○○をプレイしたいといった願望の部分が自分を動かしてしまっているんじゃないか、ということらしいのです。 というのも、リズケンのレッスンでは2人ずつ順番に演奏していくんですが、先生に「今の自分のプレイはどうだった?」と聞かれると回答に困ってしまう自分がいるんですね。 もしくは、「○○をしようとしていたんですよね〜」と言っている自分。 それというのがまさに、願望が自分を動かしているという事実。 主観的な自分が意識を支配して演奏していると、自分がどのように演奏していたか自分で理解していない、聞いていないということになるんだそうです。 それではいつまでたっても、「○○をしたい」ままで止まってしまい、どこが出来ていないのか自分でも分からないのでいっこうに改善されない、ということになってしまいかねない。 ではどうしたらいいの???ということになるんですが、そこで登場するのが客観的な自分の存在なんだそうです。 常に冷静に自分の演奏を分析しながら演奏するということで、その客観的な部分が養われるということでした。 さて、それを実践してみようとなるんですが、なかなかドラム叩いてる自分を客観的に聞けない(笑)。 これっていうのは、今までいかに主観的な部分が主役になってドラムを叩いてきたか、ということなんでしょうか?? そうなると、石川先生説を聞いて「ほんとにそうなんスか〜??」と思ってしまう自分があったりするわけなんですが(いっこうに自分のプレイを同時進行で客観的に聞けないしぃ)、そこで疑り深い僕を納得させる有力な体験談を聞かせてもらいました。 以前先生がとあるアーティストのツアーに出たときのこと、毎晩演奏を録音して聞き返したそうなんです。 自分ではよく演奏できたと思う日は実際はそれ程でもなく、逆に自分では反省点が残った日の録音は自分が思っていたほど酷くない、というより逆にいい演奏をしていたそうなんですね。 それを分析すると、自分の中で上手く演奏できたと思っていた日は主観的な自分がメインとなって演奏し、反省点が残った日というのは客観的な自分が常に自分の演奏を聞き、その都度反省→修正を繰り返しながら演奏していたということなんだそうです。 先生はそのツアーを経て、今回の石川先生説を導き出したそうなんですが、なるほどそれなら僕にも経験があります。 ライブ中に「今日のオレサイコー!!もうやばいくらいイイ感じに叩けてるんじゃないの???」とライブ中に感じた日の録音を聞くと、もうこれが酷い、酷い。 テンポは走ってるわ、カウントと実際のテンポは違うわ、静かなパートも一人だけ盛り上がってるわ…。 もう上げればきりが無いくらい問題点が山積みで(笑)、一人テープを聞いて凹むという…。 ということは、とりあえず今は主観的な自分で演奏するということはできているので(笑)、あとは客観的な自分を維持して演奏できるようになればいいということなわけなのですね。 ハイ。それじゃ冷静に頑張るぞー。オー!! |
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・レコーディング ・OKの出し方 ・フットワーク |