・ヤナギダくんのリズケン日記_バックナンバー |
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さささ寒い、寒すぎるっっ!!!!ホント最近むっちゃ寒いです。 この前なんかも、大学の音楽サークルのライブで、ドラム叩きながらスティック飛ばしまくってしまいました。 そんなこんなで、スポーツの前には準備運動とかいってラジオ体操もどきをやるように、ドラム叩く前にもしっかり準備運動が必要だって事を、身に染みて味わいました。 うーん、笑えんっっ。 |
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目と耳でチェック の巻
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先月は、客観的な部分とか、冷静な部分を残して叩こうっていうことを学んだわけですが、実際にそれってどうやるのってことになるわけであります。 そこで今回は、それを初心者でも手っ取り早く身につけようっていうお話です。 出来そうで出来ないフレーズに出会ったとき、悔しさあまって、僕なんかはスコア見ちゃったり、空を見上げちゃったりするんですね。 自分なら叩けるんじゃないのって思えちゃうようなフレーズだと、なおさら。 そんな時、石川先生がくれるアドバイスは… 「出来ない部分見て。」 痛たたたたたた、そんなこと言われたってやっぱり自分の出来ていない部分(僕なんかはフットワークが苦手だったりするんで、足ですね)からは、目をそらしたくなっちゃうのが人情ってもんです。 それに見たからって、そこには「思い通りに動いてくれない憎いアンチクショウ」がいるわけで、焦燥感を感じてイライラする自分が容易に想像できてしまい、やっぱり目をそらしたいなっていう。 だがしかーし、「見てやる」っていう事で、問題の質が変わるんですよ(実体験)。 叩きたいフレーズと違うフレーズになってる自分の音を聞くという段階から、どの部分が叩けていないのか視覚的に認識するという段階へ。これって、ホント大きいと思います。 見てやんないと、自分はスコアにあるフレーズを叩いてるはずなのに聞こえてくる音は変だなって感じるだけで、どこが変なのかということがイマイチよく分からないものです。 (勿論、聞こえてきた音だけで自分の間違ってる部分が分かってたらつまずかずに済みますけど、今回はそれだけじゃ分かんない人のお話なんで)。 そこで「目」というのを使ってやると、文字通り自分がスコア通りに叩いていない/叩けていない部分が一目瞭然なわけです。だって「目」でしっかり見届けてるんだもん、スコアにない自作のフレーズを叩いてる一部始終を(笑)。 そこまで来たら、あとはそのスコア通りに叩けてない部分を、叩けるように練習すればいいって言う。 課題もはっきりするでしょ。 「目」って凄いと単純に感動しちゃいましたが、それだけじゃ解決しない時もあったりする。 「手」だけなら出来るんだけどとか、「右手」と「足」だけなら出来るんだけどといった、部分的には出来るんだけど、両手両足を組み合わせると出来なくなるっていうケース。 こうなったら、組合すために両手両足を「目」で見ながら叩けっていうのか!!!って。 チッチッチ。 そうあせるな旦那、そこで「耳」が役に立つってもんですよ。 さすがに両手両足を「目」でチェックしようとしたら、相当動体視力とか鍛えなきゃいけない感じですけど、今まで通り「目」が見てるのは、特に自分が出来てない部分だけでいいんです。 その代わり他の部分は、「耳」でそいつらが演奏してる音をチェックしてやる。 |
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目→苦手な部分を視覚的にチェック 耳→見ないでも出来る部分は音でチェック 嘘だと思ったら試してみてください。 僕もレッスンの90分の間中にこの方法を教わって、出来なかったフレーズをだいぶカタチにすることが出来ましたから。 ほんとに。 この「目」と「耳」を使って自分の演奏をチェックしながら叩くっていうのが、客観的に自分のプレイを把握しながら叩くということの初期段階なんだという事を、学びました。
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