左手のレベルアップ方法


 暑い日が続いてますが、皆さんごきげんいかがですか? 学園長の矢吹です。

 最近、ドラム教室で、

『右手に比べ左手のコントロールが難しいのですが、なにか良い方法はないですか?』

とよく質問されるので、今回は左手のレベルアップについて話そうかと思います。

 答えはいたって簡単なんです。左手でたくさん叩こう!っていう事です。

右利きの場合、どうしても叩いている数が、右手の方が多くなっちゃうんです。例えば、皆さんがよく使うエイトビートをプレイする場合、ハイハットを8分で刻むわけで、必然的に左手はバックビート担当ですよね。たった1小節だけで、右手の方が6打も多いんです。数が多いという事は、それだけ使っているという事で単純に経験値が左手より多いという事なんです。

 また、どっちの手にビートをリードさせているかというのも大きなの理由の一つです。右利きの人(右手でハットを刻む人)は、ビートの流れを右手で感じているはずです。リズムの叩き始めとかも右手スタートではないでしょうか?それだけコントロールしやすいっていう事なんですよね。だから左手が右手よりも不器用なのはしょうがないんです。

 これまでにもいろいろな所で対策や練習方法が紹介されています。

 う〜ん、例えばハイハットを左手で刻むとか、基礎練習(チェンジアップ)を左手スタートにするとか・・・
極め付けは、強制的に左利きにして生活する(歯磨きや、箸、鉛筆を左手で持つ)!などです。

 まぁ いろいろと試してみてもらいたいのですが今回は僕がよくやった、簡単な練習方法を紹介します。


 いわゆる馬が走るリズムです。必ず、確実にできるテンポから始めてください。もちろん持続練習です! 一つのテンポに対し2分くらいはやって下さい。きちっと馬が走ってるように聞こえますか?

 これができたら今度は拍頭にアクセントをつけてみましょう。
 


 アクセントは大きな音量で、ノーアクセントは小さな音量で叩きましょう。自然と振幅がコントロールされてきます。また、これをやると左手のアップダウンができる様になり、スピードもアップしますよ。 

 お試しあれ!!



バックナンバー
 
ツインペダルは面白い_その1 ・ツインペダルは面白い_その2  ・バスドラのチューニング