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今月のおすすめ担当  リズケン研究生・土屋 吉弘
「ERIC CLAPTON & FRIENDS IN CONCERT」ERIC CLAPTON
 いやー、毎日暑いですねー。東京の最高気温39.5度ってどういうことでしょう。僕なんかお湯の温度が40度のお風呂だって熱くて入れないって言うのに・・・

 申し遅れましたが、私リズケン研究生になって1年と3ヶ月になります土屋吉弘と申します。最近は車中に保管している楽器がこの夏を越せるかどうか心配でなりません。

 何はともあれ世間は夏休み。皆さんは夏休みといえば何を思い浮かべるでしょうか?

 海・花火・合宿・甲子園・祭り・バーベキュー・かき氷・スイカ・ビアガーデン等々。いろいろありますが日本国内では8月にロックインジャパンやサマーソニック、マウントフジジャズフェスなど野外ライブイベントが目白押しです。

 そう、夏といばライブでしょうっ!!!

 前置きが長くなってすみません。そんなこんなで今回はエリッククラプトンのライブDVDをご紹介したいと思います。

 1999年6月にニューヨークのマディソンスクエアガーデンで行われたこのライブは「エリッククラプトン&フレンズ」という題名のとおりクラプトンバンドの面々だけでなくゲストにデビッドサンボーン・シェリルクロウ・メアリーJブライジ・ボブディランと豪華な顔ぶれです。

 ライブ自体は全部で33曲(!)演奏したみたいですが、DVDにはそのうちの17曲が収録されてます。その中のお気に入りの曲についてちょっと触れてみたいと思います。


「HOOCHIE COOCHIE MAN」

 DVD最初の曲を飾るこの曲はスティーブガッドのカウントから始まるのですが、「カッ、カッ、スタァンッ!」っていうスネア1発がかっこよすぎます。
 楽器は映像から推察するとヤマハスティーブガッドモデルのスチールタイプのようです。(残念ながらこの楽器は廃盤になりました。買おうと思った時にはありませんでした・・・)


「RIVER OF TEARS」

 クラプトンのギターソロがすばらしいです。ソロのバックではガッドがお得意フレーズを叩きまくってます。


「LITTLE WING」

 この曲はなんといってもデビッドサンボーンがキレてます。それもかなり。ソロセクションは最初ギターとサックスのツインソロだったんですが、あまりにもサンボーンがぶっ飛んでしまったので途中でクラプトンは苦笑い、歌に戻ったらシェリルクロウと爆笑している始末。
 いやー30秒ちょいのソロだけで演奏者と観客のテンションを最高潮に持っていってしまうサンボーンはやはり怪物です。


「TEARS IN HEAVEN」「CHANGE THE WORLD」

 1992年発表のアルバム「アンプラグド」の編成で演奏されたこれらの曲もお気に入りのひとつです。そういえば高校時代にみんなでコピーしたなー。
 ちなみにガッドは「TEARS IN HEAVEN」をブラシ4本で演奏しています。ブラシで8ビートを叩くとえてして音圧不足になりやすいのですが、このアプローチはとても有効だと思いました。いただきます。(笑)


「WONDERFUL TONIGHT」

 バックヴォーカルのケイティーキスーンのソロが泣けます。ていうか泣きました。声ってすばらしい楽器です、はい。


「CROSSROADS」

 クラプトンとボブディランのデュエットです。が、はなっからヴォーカル二人がずれてます。しかしまあ、そんなことはどうでもいいかって思ってしまうほどみんな楽しんでます(もちろん会場も大盛り上がり)。

 いろいろ書いてきましたが、夜ヘッドホンをして一人で盛り上がるもよし、友達と飲みながら盛り上がるもよし、使い方はいろいろです。このDVDを見て聴いて夏バテなんざ吹っ飛ばして猛暑を乗り切ってくださいませ。

Eric Clapton (guitar/vocals)
Andy Fairweather Low (guitar)
Nathan East (bass)
Katie Kissoon (backing vocals)
Tessa Niles (backing vocals)
Steve Gadd (drums)
Tim Carmon (keyboards)
Dave Delhomme(keyboards)

Guests;
Dabid Sanborn(Saxhorn)
Mary J. Blige(Vocals)
Sheryl Crow(Vocals/Guitar)
Bob Dylan(Vocals/Guitar)

Presented by RIZKEN / since 2001.03 / All rights reserved by KENMUSIC