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今月のおすすめ担当   研究員 矢吹 正則

 いつもお世話になっております。矢吹です。30歳です!またまたこの場をお借りして、僕が参加させてもらったアルバムを宣伝をかねて紹介させて頂きます。

 まず最初に紹介するのは、坂本サトル『 LIVE caravan〜Tour PRIDE 完全版 20031009-1101』(lapland)です。

 これは去年発売されたアルバム『プライド』の、バンドツアー時のライブアルバムです。

 自分のプレイがライブアルバムで発売されるとは夢にも思っていませんでした。正直、裸を見られている様で恥ずかしさいっぱいですが、こういう作品に参加できたという幸せも同時に感じています。確かに未熟な所だらけですが、まぁ見栄を張ってもしようがないんで・・・。良い所も、そうでない所も全部自分なんで、20代最後の記録として受入れようと思っています(笑)。

 アルバムは2枚組で、オープニングからラスト迄セットリスト全曲が収録されています。

 メンバーは、
  ・坂本サトル vocal&guitar
  ・古川昌義 guitar&chorus
  ・佐藤達哉 keyboard&chorus
  ・坂本昌人 bass&chorus
  ・矢吹正則 drums

 このツアーを経験した事によって、音楽(ドラム)にとって必要な物っていうのを再認識できました。そして楽曲とメンバーに恵まれた最高のツアーでした。

 使用したドラムセットは、『プライド』レコーディング時と同じヤマハメイプルカスタム・アブソリュートで、ヘッドはコーテッドアンバサダ−です。

 ちなみに3月に『別れの時』というマキシシングルもリリースされています。 こちらも僕がドラムで参加させてもらってます。また、今年の秋にもバンドツアーが予定されていますので、こう御期待!

 

 次に紹介するのは『NATURAL VIBES』(Sony Music Records Inc.)です。このアルバムは、クラブミュージックを生でプレイしているアーティスト達の音源を集めたコンピレ−ション・アルバムです。

 ちなみに参加しているのはbird,Keyco,Leyona,Loop junktion,Q-ill,椎名純平,etc・・・素晴らしいアーティストやバンドばかりです。

 ここで僕は、ROCAKONGS(ラカコングス)というヒップホップバンドの「Highlights -Las Kongas'Theme-」という曲でドラムをプレイさせてもらいました。(普段のライブでも僕がドラムをプレイさせてもらっています。)

 このバンドは、渋谷のクラブThe Roomをメインに活動をしていて、数々のリミックス、プロデュースワークやCM音楽等を手掛けています。他のヒップホップバンドとは明らかにサウンドが違うので是非チェックして下さい。ちなみに収録曲では、後半部分でラテン調になりソンゴを叩いています。
 専門学校でソンゴを練習していた頃、こんなパターン実際に現場で使う機会なんてないだろうなぁって思っていましたが、使ってます!!思いきりソンゴのパターンです。(笑)

 

 次に紹介するアルバムは、僕がパーカッションで参加させてもらったものです。大久保伸隆『響-ひびき-』(東芝EMI)です。

 大久保君はサムシングエルスのボーカリストですが、今回ソロ活動としてアルバムを発表しました。アコースティックなサウンドに、大久保君の真直ぐな歌声がとても気持ち良く聴ける快心作です! 僕は2曲参加させてもらいました。

 スネアをブラシで叩いたり、コンガ、ジャンベ、ボンゴ等の皮ものやカホーン、タンバリン、ウインドチャイム、シェイカー等、たくさんの楽器が録音されています。僕のパーカッションプレイも是非聴いてみて下さい。

 

 最後に紹介するのは、elliott エリオット『手紙』(ポニー・キャニオン)です。このアルバムは、TVタイ・アップされたエリオットの曲を集めたもので、「時の鐘」という曲でパーカッションをプレイさせてもらいました。

 エリオットは、素敵な女性ボーカルTOMOKOさんを中心としたチームで
メロディアスなボーカルラインと暖かいサウンド、元気づけられる歌詞が特徴です。

 去年、アコースティックギター、ピアノ、パーカッションという編成で参加させてもらい、いろんな所でライブをやらせてもらったのですが、「このメンバーで1曲録音します!」という話しを頂いた時は嬉しかったなぁ。しかも収録した「時の鐘」は僕が大好きな曲だし!スタッフもメンバーも皆暖かい人達で、笑顔が絶えない現場でした。

 録音は、ライブ感を出す為にボーカルも含めメンバー全員で一発録り。楽器は、リモートハットにタンバリンを取り付けて、左足でペダルを踏みながらジャンベ、コンガをプレイしました。歌もので、こういう編成での一発録りって、あまりないと思うんですよ。ですから意外に新鮮なサウンドで聴こえると思います。チェックしてみて下さい!

 やっぱりレコーディングは難しいですね。ストレスも結構かかるし。プレイ自体もそうだけど、音色やバランス等・・・当たりまえの事なんだけど、難しい〜。

 でもライブとは違う充実感が物凄くある!レコーディングする度に、音色やタイミング、歌や他のパートに対して自分の耳が肥えていくのが分る。そうすると、昔聴いていたCDとかが違って聴こえてくる。そうすると自分以外のドラマーの上手さがどんどん分る。という事は自分の未熟さなんか痛感しまくり!そうするとスティーブ・ガッドとか聴くと・・・もう凄すぎて脱帽!!という事は、僕のレベルが上がれば上がる程、スティーブ・ガッドの凄さがどんどん分る事ができる!! おぉぉぉぉぉっ!!

という訳で、今回は4枚のアルバムを紹介させて頂きました。是非聴いてみて下さいね!

  


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