今月のおすすめ担当  リズケン講師・小野祐市

「WINELIGHT」 GROVER WASHINGTON.JR
その依頼は突然やってきた!

編集長:「小野Tこの次のおすすめアルバム書いてくれない!」
小野:「え〜っ、オレ今月はちょっと忙しいだけど…」
編集長:「ん、でも書いてないのあと小野Tだけだから、締め切り15日だからよろしくね」

そう言い残し編集長は焼き肉“オグリ”へと消えて行った…


 さて困った!最近新しいアルバムを全然聴いていない。
 おすすめCDっていっても数多くあるなかから1枚選ぶのって結構大変だ!誰も知らないようなアルバムにしようか、有名なやつにしようか…あれこれ悩んでいるうちに締め切りの日をすでに10日も経過、そろそろカミナリが落ちる時期だ!
 で結局選んだのがこのアルバム

GROVER WASHINGTON,JR/WINELIGHT

 言わずと知れた名盤中の名盤、何を今更と思われる方も多いとは思いますが、実は僕
がこのアルバムを初めて聴いたのが小学生か中学生の頃。ドラムがスティーブ・ガッド、ベースはマーカスなんて予備知識が全くないときの話です。

 音楽に少し興味が出てきた小野少年は家にあるレコードを何気なく引っ張り出して聴いている時になにやら怪しげなジャケット発見!音楽に興味があるといってもまだまだ子供、アニメのサントラや歌謡曲ばかり聴いていた小野少年にとって、このただならぬ雰囲気を醸し出すジャケット。

「ワインとサックス!?」これってもしかして、もしかしたら…○×△!!

と期待に胸を膨らませて、違うところも膨らませて…ウソ!レコードに針を落とすとそこから流れてくるサウンドは…痛風…失礼(石川T気をつけてね)普通じゃん!
 特に奇をねらったサウンドなわけでも無く、難しいキメがあるわけでも無く、至って普通なのである。とくかく最初はそんな印象だったなあ…

 聴けば聴くほど味が出る、「都こんぶ」みたいなアルバム、そんな表現がこの「WINELIGHT」にはぴったりだと思います。(個人的に…)

 最近のCDとかって、ここでこんな事をしてやろうとか、ここを売りにしてやろう!みたいな策略的なものが多いけど、このアルバムはそんなのゼロ! “ありのまま”をプレイした結果それが最高の物として評価されているアルバムだと思います。当たり前の事を当たり前に演奏する。あ〜なんて難しいんだろう。
 今思えば自分の心地よいと思える音楽の原点がここにあるように思えてなりません。

ミュージシャンを紹介しましょう!

グローバー・ワシントンJr:SAX
ビル・ウイザース:Vo
ラルフ・マクドナルド:Perc
スティーブ・ガッド:Dr
マーカス・ミラー:Bass
エリック・ゲイル:Gt
ポール・グリフィン:Key
リチャード・ティー:Key
etc…

 こんな凄いメンバーで作られたアルバムなんて知ったのは何年も後のこと。オレの大 好きなスティーブ・ガットがドラムだったとは…

 話は変わりますが、最近はプロを目指して専門学校に入って来るような子でもスティーブ・ガットを知らない。時代が変わったのかなあ、とも思いますが非常に悲しい事。
 このホームページに遊びに来るみなさんには是非とも良い音楽をたくさん聴いて自身の音楽性を高めてもらいたいものだ。

バックナンバー
「SPIKE JONES goes classics」
「NEW YEAR'S CONCERT 2002」
「SOMETEIMES LATE AT NIGHT」 CAROLE BAYER SAGER
「The ForbiddenZone」Tom Coster 
「STEREO」山崎まさよし
「upfront」 david sanborn  
「KORN 」KORN  
「Trio In Tokyo」 Michel Petrucciani
「Love Affair-Music Of Ivan Lins」VA 
「beauty and harmony」 miwa yoshida